トリエステのワイン紹介シリーズ、その4。トリエステだけじゃないけど・・・カルソのマルヴァジア!
2019年 06月 11日
マルヴァジア(Malvasia)というブドウ品種自体は北・中部イタリアで広く栽培されています。もともとの原産はギリシャだそうで、フランスやスペイン、ポルトガルさらにはアメリカにまで広がっている品種です。 この品種はトリエステならではのアグリツーリズム「オスミッツァ」でも提供しているところが多く、慣れ親しんだ味です。値段も安めです。真っ黄色の見た目で香りはあまり立たず、口をつけるとフルーティーな膨らみと心地よいシトラス系の酸味。魚介のグリルや揚げ物に合わすにはこの味しか思い浮かばないほど、この辺では定番中の定番です。
そういえばこのワイン蔵のあるあたりをブラブラ散歩したこともありました。ワイン蔵はイタリア国内ですがスロヴェニア語とのダブル表記。伝統的に、カルソ台地の農民はスロヴェニア系のことが多いのです。スロヴェニアやクロアチアに行っても、海沿いはこの品種が圧倒的に多いです。
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地域の名前が後付けでくっついてくることが多いこの品種ですが、トリエステ周辺は「Malvasia Istriana(イストリア半島のマルヴァジア)」ということになります。今回購入したのはトリエステの中心街からたった3キロ、年間生産量が1万2000本だけという地元密着型ワイナリー「Andrej Bole」、無濾過。トリエステ周辺のカルソ台地で出来た証「カルソDOC」がついており、他のカルソDOCと同じくミネラル分が多いワインになっています。
気取らない魚介料理(フリット・ミスト、魚介のグリル、ムール貝などなど)との組み合わせは一度お試しください!アドリア海の庶民の味、おススメです!
そろそろトリエステならではのワインのネタが尽きてきました。笑。こちらにリンクをまとめておきます。
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by mitsugu-ts
| 2019-06-11 17:50
| 続・トリエステの歩き方
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