ロシア語の詩に伴奏をつけた夜。

先日、とっても興味深いお仕事を頂き、フリウリ州の田舎まで車を走らせました。ラトビア人でいながらロシア語で詩を書くSemen Chaninという人が、イタリアの出版社から本を出したのでそのプロモートのためにイタリア・ツアーを行っており、彼の詩にコントラバスで音楽を付けるパフォーマンスをしてくれと呼ばれたのです。
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こちらは第一部、本の紹介と質疑応答の様子。

僕は直前まで別の仕事があり、第一部の途中でコンバス抱えて到着するという、なんとも即興な企画。笑。着いてみると会場が飲み屋の一角でバックが少しやかましかったので、思い切って上の写真の背景のドアの外、野外でパフォーマンスをすることを提案し、静かな場所は確保できました。「ちょっと寒くない?」という意見は「ロシア語の詩なんやったら、寒いくらいがちょうどええわい」という理論武装で一蹴。笑。
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まずはイタリア語訳を主催の女性が読み、その後に同じ詩を作者がロシア語で読むという段取り。僕は即興で弾きっぱなしとさせてもらいました。先にイタリア語があるので、演奏しながらですが内容はだいたい掴めましたし、一遍の長さもおおよそ分かったので、ロシア語で読む段階ではかなり音楽に集中し、読み手の呼吸をはかりつつ合いの手を入れたりもできました。

このSemenさんはラトビアでもミュージシャンとコラボしての朗読をよくやっているらしく、間の取り方や落ち着いた声の出し方など、音楽的にもやりやすかったです。予習も何もせずに全て即興でやったにも関わらず、後でお客さんから「朗読と完全に合ってて、よく予習してるなと思った(してませんでした・・・笑)」「曲や雰囲気を変えるタイミングもバッチリで、とても良かった」と嬉しいコメントを頂きました。

伴奏は中々うまくいったのですが、最後に「じゃあ改めて一曲どうぞ!」という振りで弾かされ、その時には疲れとちょっと小雨がぱらついてたのに気を取られ、自分としてはイマイチな演奏をしてしまいました。まだまだ甘いなー、俺・・・。

とにかく、これで詩や朗読への即興伴奏の経験値がまたもアップ!文学も音楽も好きな僕にはとても面白い企画なので、またチャンスを作って続けて行きたいと思います!ギャラの他に地元のワインの詰め合わせもお土産にいただきウハウハ、これだから田舎での仕事はやめられないぜ!笑。

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by mitsugu-ts | 2018-11-02 05:57 | 音楽について | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。ときどき近況も。どうぞよろしく!


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