人は何故ミラマーレ城を目指すのか。その1、導入編。

2012年からトリエステに関するブログを書き続けていながら、今までトリエステを代表する観光名所「ミラマーレ城」について書いたことはありませんでした。あまりにも有名で、他の人もいろいろ書いてるし、まぁいっか、という実にいい加減な理由でした。笑。しかし、このブログを本格的なトリエステ案内にしたい以上、ミラマーレ城を避けて通ることはできません。一念発起して、勉強しなおしてみました!
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まずは観光客がミラマーレ城に行く理由をリストアップして、次回からそれぞれの話題について掘り下げてみたいと思います。

理由その1。海沿いにある綺麗なお城だから!
個人的には、これが一番しっくりきます。笑。海に少しせり出した高台の上に、イストリア半島で切り出した特産の白い石をふんだんに使ったロマンチックな形のお城。日本人が思い描く「ザ・ヨーロッパのお城」ではないでしょうか。青い海と純白の城、どこから写真を撮っても絵になります。
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理由その2。今は無きオーストリア・ハンガリー帝国、ハプスブルク家の遺産だから。
少し歴史を勉強すると、この城を建てさせたマクシミリアン(イタリア、スペイン語風にはマッシミリアーノ)、後のメキシコ皇帝はなかなか波乱に満ちた人生を歩んだことが分かります。その彼が自分の趣味をフルに反映して建てさせたこちらのお城、時のオーストリア皇后エリザベート妃が滞在したこともあります。お城自体は古いものではないですが(1859年に竣工)、内装や細部に斜陽時期とはいえ強大なハプスブルク家の歴史が刻み込まれています。
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理由その3。お城の周りの自然が美しい。
このお城を取り囲む海と海岸線の一帯は、WWFによって認定された自然保護区域です。イタリアで「最も狭い」自然保護区だそうです。笑。マクシミリアンはまた、植物学の愛好者でもあり、このお城を取り囲む公園にも自分の指示で植樹させて森を作ってしまいました。
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各種の海鳥や、運がよければカモメの赤ちゃんなんかにも出会えます。
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理由その4。とにかくトリエステで一番有名な観光地だから。
ローマと言えば、コロセウム。ミラノと言えばドゥオーモ。そしてトリエステと言えばミラマーレです!笑。しかし、実は中心街からはかなりの距離があり、バスと徒歩でようやく辿りつける場所なのです。特別に歴史に興味がある方以外は、天気が良い日を待ってミラマーレを訪問することをおススメします。お城そのものよりも、この場所はお城をとりまく海と空と公園とを全体的に楽しむ場所だと僕は思います。運悪く曇り空に当たった方は、白黒で写真を撮ると味のある写真が撮れます。笑。
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僕としても、コンサバトリー時代にこの中のホールでリサイタルをしたこともある思い出の場所です。次回からは更に詳しくご紹介しますので、どうぞお楽しみに!

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by mitsugu-ts | 2018-06-05 17:01 | 続・トリエステの歩き方 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。ときどき近況も。どうぞよろしく!


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