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「オステリア・ダ・マリーノ(da Marino)」のご紹介。

昨日は外食してきました。普段は、アペリティーボや食後にワインを楽しみに行くトリエステの定番スポット「ダ・マリーノ」です。他の町でも言うのか分かりませんが、トリエステには「da(from、もしくは誰かが所有する場所に向かってという意味) + (店主の)名前」というオステリアがいくつもあります。「今夜はマリーノのトコに行こう」みたいな感覚なんですかね。店は、写真のイタリア統一広場から徒歩2分、この広場の隣の「ボルサ広場(Piazza della Borsa)」から、海とは逆方向に小さいアーケードを通り抜けて裏町に入るとすぐです。
「オステリア・ダ・マリーノ(da Marino)」のご紹介。_a0286469_1859399.jpg
こちらは、中心街で夜を楽しむ事にしたトリエステ人にとってはほぼ必須のポイントでして、たくさんの人がワイン一杯でお喋りを楽しみにやってきます。そういう人たちは店の前の路地で立ち飲み(スツールもあるけど、たいがい満席)が基本ですが、狭い店内に入ると、しっかりとした食事を楽しむ事もできます。ちゃんとしたカメラが無かったので、内部の様子などは彼らのサイトから、「foto」コーナーをご覧ください。

メニューは、アンティパスト、プリモ、セコンドがそれぞれ3、4種類と幅広くはありませんが、どれもひと手間かかった美味しいものです。アンティパストで昨日頼んだのは、「タルタラ」。いわゆる生肉のタルタル・ソースですね。たっぷりのバターと一緒に、軽くトーストしてあるフランスパンに塗っていただきます。うまい!
「オステリア・ダ・マリーノ(da Marino)」のご紹介。_a0286469_1981139.jpg
プリミからは、僕はズッキーニと小エビのラビオリを、彼女はフレッシュトマトとモッツァレッラの手打ちパスタを選択。写真が暗いので美味しそうじゃありませんが、おいしいんです!
「オステリア・ダ・マリーノ(da Marino)」のご紹介。_a0286469_19104537.jpg
値段もたぶん7ユーロくらいと、庶民的。それでいてこの仕事の丁寧さは、そうそう見つかりません。ウェイターの男の子も、見た目は普通の庶民の男の子っぽいのに、注文を取るとき、給仕するときには驚くほどの繊細さと上品さを漂わせています。お気に入り。

昨日はセコンドは取りませんでしたが、自分で焼き加減が調整できるステーキなどがお勧めのようでした。基本、肉料理です。前に食べに来たときはメニューはすべて口頭でしたが、最近では入り口にその日のメニューが手書きで書いてあるみたいです。この男の子がウェイターなら、英語でも問題なく通じます。

ワイン屋としても、レストランとしてもオススメのこちら「ダ・マリーノ」。本当のトリエステ人が集う店です。ぜひお試しを!

Osteria da Marino
via del Ponte, 5
34100 - Trieste
tel./fax 040 366596

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by mitsugu-ts | 2013-09-04 19:18 | 続・トリエステの歩き方 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。インスタグラムでは「#今日のトリエステ」を発信中、ときどき近況も。どうぞよろしく!


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