踊る人々。

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トリエステの街中の、運河の先端にある広場に、ある日タンゴを踊るグループが現れた。
どこかのダンススクールのプロモーションだったんだろうけど、周りの野次馬を気にせずに集中してステップを踏み続けるカップルの姿が、やけに羨ましかった。

僕は踊るのは苦手だ。昔から体育全般は苦手だったけども、踊るってのも上手くできない。ヨーロッパに住んでるとホームパーティーなんかに行っても、盛り上がってくると大音量で音楽をかけて踊りだす事が良くあるが、よっぽどしつこく誘われない限り踊らない。彼女とイチャイチャしてるフリをして乗り切る事が多い(ありがとう彼女!もっとも彼女も踊るのは苦手なので、お互い様である。笑)。

実はそんなに難しい事では無いはずなのだ。別にその場のヒーローになる必要は無いのだから、音楽に合わせて揺れてればいいのである。しかし揺れているうちはいいにしても、少しでも欲を出して体を動かしだすと、変にぎこちないのだ。ややこしいもんである。

そんな訳で自分からディスコに出かけたりはしないのだが、オランダのユースオケに混ざって演奏旅行に行ったときは、ホステルのバーが毎晩ディスコと化していたので、少しは踊らない訳にはいかなかった。そして、その時は、遠く離れた外国だからか(なにか矛盾があるな・・・)、けっこうはじけて楽しんでいた。その時の写真。楽しそうだ。
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やっぱり、恥ずかしがらずに踊れたらいいな、とも思う。踊りってのは、大元を辿れば音楽と非常に近い儀式だと思うから。特にジャズを弾くときなんか、誰かを「躍らせる」よう弾くのがコツだ、とはよく先生に言われる。誰かを躍らせるためには、まず自分が踊れなきゃダメなんじゃないか?と思う訳である。

そうは言っても国民性というのは恐ろしいもので、少なくとも僕が見た限り、アジア人は踊るのが下手だ。南米人は踊るのが上手い。子供の頃からの習慣なのだ。どうしようもない。では僕らごく普通のアジア人が出来る事はなにか?それを考えてみる必要がある。

そんな事を考えつつ、ときどき彼女と一緒にぎこちなくワルツのステップを踏んでみたりしているのである。

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by mitsugu-ts | 2013-05-14 23:49 | 音楽について | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。ときどき近況も。どうぞよろしく!


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