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録音の意義を考える

おはよーございます!
最近は、クリスマス前に入手した録音機を使って、練習を録音しております。
使用している録音機はこちら!ズームです。
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どれにするかをずっと迷ってたんですが(僕にはネットでのユーザー評価を片っ端から読んで、結局決められないという欠点があります。笑。)、最終的にワンランクアップの「H4」をやめて、こちらの「H2n」にしました。
理由は、こいつにはXYマイクだけじゃなく、MSマイクも付いているからです。コントラバスなんかの低音楽器、しかも音の広がりがある楽器は、XYのような方向性マイクより、MSとかで周りの音も録れた方が良いという意見が、決心につながりました。他の録音機を使ったことが無いので比較はできませんが、音、使い勝手ともに、満足しています。

さて、録音すると、自分の欠点がものすごくハッキリ分かる、という利点があります。はたして利点なのか欠点なのか、とにかく、技術の練習には有効です。しかし、本当の意味で「活きた」音楽をする邪魔にならないのか?という疑問を僕は持っていました。録音の「罠」としては、「どうせまたやり直せるし・・・」と思ってしまう事だと思います。これは、よっぽど注意してないと、そう思ってしまうもんだと思います。だって、実際やり直し可能ですもん。笑。これは、音楽を殺すことにつながらないのか?チェルビダケをはじめとして、いろんな音楽家が「録音は嫌いだ」と言っていたのも気になります(チェルビダケは結局晩年には録音を行った)。

しかし、今回この優秀な録音機を導入してみて、「音へのこだわり」を追求できる、という利点が加わりました。このレヴェルの録音機ですと、音の良し悪しがはっきり分かります。良し悪しと言っても綺麗な音、音程の良い音、という浅い意味ではなくて、「音楽の中に入り込んでいる時の音」とそうじゃない時の違いです。これは音だけじゃなく、録音されてる自分の呼吸とかからも分かってくる事なんですが・・・。要するに、その時の感覚を思い出すための手がかりとして、録音はとっても有効です。

個人的には、録音機を導入してて、音と音楽への集中力が高まっているのを感じています。前までがダメすぎだったのもありますが・・・。

さて、前にどっかで載せたこの写真のボート、
録音の意義を考える_a0286469_17365215.jpg

最近見たら、沈没してました。笑。
録音の意義を考える_a0286469_17393189.jpg

さーて、明日とあさってはプロの室内オケとのコンサート、月曜と火曜は同じプログラムを本格的に録音する予定です!月曜の夜には日本からの友人と、ヴェネツィアで落ち合う計画。充実した日々になりそうです!

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by mitsugu-ts | 2013-02-01 17:43 | 僕のコントラバス考 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。インスタグラムでは「#今日のトリエステ」を発信中、ときどき近況も。どうぞよろしく!


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