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ローマの(半)休日。その3。

法王様のお話を聞いた時点でオケとの用事は終了、バチカンでグループから離脱しました。友人宅に泊めてもらうことになっていたので、テルミニ駅に次ぐローマ第二の鉄道駅ティブルティーナ駅に移動。国鉄のサン・ピエトロ駅から1ユーロで、20分くらいでした。

荷物を置いてすぐに出発、ランチに行きたいお店があったのです。イタリアの田舎の日本食レストランは中国人経営な事がほとんどで、そういう店に友人から誘われても何かと理由をつけて断ってるんですが、ローマには日本人シェフの日本食レストランがあり、そこに誘われちゃ断りきれません。笑。こちらのdoozo(ホームページ、イタリア語のみ)さんにお邪魔しました。ちゃんとお出汁が効いている味で、何より静かで緑豊かな中庭で、落ち着いて食事できるのが素晴らしいです。急須や湯呑の趣味も良く、とても良い時間を過ごさせていただきました。
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日本にまつわる書物オンリーの本屋さん、福島の復興支援のための日本語書籍のバザーもあり、ついつい計4冊も本を入手してしまいました。

さてdoozoに行くために地下鉄B線のCavour駅で降りてBarberini方面へ歩いたのですが、途中のエリアがかなり気に入りました。道で言うとVia degli ZingariやVia del Boschettoあたりでして、小さい手作りアートや古着の店、シンプルでおしゃれなカフェが多く目につきました。
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お昼ご飯とお茶が終わったときにはすでに4時、Barberiniまで抜けてネプチューンの噴水をかすめ、友人が行きたがった骸骨寺「Cripta dei Cappucini」へ。入場料、昔はタダだったそうですが、いまは8.5ユーロだったかな?写真は禁止だったので、気になる人はグーグル検索してみてください。人骨でアートとは・・・と思われるかもしれませんが、ぜんぜん暗い雰囲気はなく、ただただ精緻な装飾に頭が下がります。

その後バスで一気に移動して、テヴェレ川の島の向こう側トラステヴェレ地区を目指しました。途中、最近話題になっているという川沿いのストリート・アートを見物。
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ローマの歴史を風刺した絵ばかりなのですが、ナイスアイディアなのは、これ全部「汚れを落として」描かれているんです。元が真っ黒に汚れていた壁を、洗剤で掃除しながら図柄を残したんですね。
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全てを解釈するにはローマの歴史に関する莫大な知識が必要なようですが、見てるだけでも楽しいです。

トラステヴェレ地区は、少し前まで物価が安いことで若者やアーティストが集まる地区だったこともあり、今でも若者が夜になると湧き出てきます。
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このおっちゃん、地元民のようでしたがカッコ良い!僕の中での南イタリア人を体現しています。
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ここで散歩とアペリティーボをした後、トラムと地下鉄でティブルティーナ駅まで戻り、友人の同僚たちとナポリ風ピザ。
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「せっかくお客がローマに来てるんだから、ローマ風ピザを食わせてやろう」というような繊細な心遣いは、南イタリア人に求めちゃいけません。笑。夕食の参加者の大多数がナポリ人だったので、ナポリ風ピザが正解なのです。ハウスワインのデカンタが、陶器。素敵やん。
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楽しいローマ滞在も残すところあと半日、翌朝は芸術にたっぷり触れてきました。その様子は次の記事で!

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by mitsugu-ts | 2016-05-04 13:46 | ヨーロッパの思い出 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。インスタグラムでは「#今日のトリエステ」を発信中、ときどき近況も。どうぞよろしく!


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