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ぶらりヴェネツィア散歩、ビエンナーレ展アルセナーレ(造船所)会場、前篇。

さて見事に目的どおり、裏からアルセナーレ(造船所)に辿り着く事ができました。さっき偶然出会ったジャズピアノの先生におごってもらったワインの影響で、程よく気怠い気分で入場。チケットは友人からのプレゼントでした。ありがとう!

ビエンナーレ展全体のテーマは「All the World's Futures」とあり、未来の在り方みたいなのがテーマだと思われます。全体的に思ったのが、まぁ現代美術展ではよくあることなんですが、「美」を追及した作品が少ないな、というもの。すぐには見えてこないテーマがあったり、社会背景や事件を表現していたりという作品が多く、「パッと見」で心を惹かれる作品というのが2年前に比べて少なかった気がします。説明書きを読んだりガイドさんと回ったりすると面白いのかもしれないけど、ふらりと立ち寄った僕にとって魅力的な作品はあんまりありませんでした。
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入ってけっこうすぐに、どういう訳か楽器を用いた作品が集中してて、嬉しかったっす。
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この巨大オルゴールは、時間が来ると実際に鳴るらしい・・・。
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資本主義に関する重要な取り決めをフラワーアレンジメントで表現しておいてから、その花で押し花を作りました、という作品。ちょっと周りくどすぎやしませんかー?
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回ると下の砂に星座の型が押されるんだろうな、という作品。これはけっこう美しい。
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説明書きが無くって意味が分からなかった、見物人が綴じ込みの本をペーパーナイフで開け、それが壁一面に展示されている作品。ページには一言だけメッセージがありました。なにかすごく重要な背景があるに違いないけど、パッと見は全然好きになれなかったです。
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その本の壁の前の見張りのバイトの女の子、熱心に読書中。最初は彼女も展示の一部かと思いましたが、思い切って展示の主旨を質問した見物人の質問に普通に答えてました。みんなが「質問していいのかな、ダメなのかな・・・」と逡巡してるのを無視して読書に熱中していたこの子は美しい、と思いました。
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うーん。確かに普段は見れない眺めではあるけども。ちなみに倒れてる方がKAWAIで、立ってる方がYAMAHAでした。
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この細々した雑貨やノートが並べられた空間は気に入りました。物のサイズ、色、形を置き方一つで一つの空間として成立させる。こういうのが好きなんです。
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この木のブロックたちも気に入りました。チーズみたい。

こんな適当で自分の好み中心のコメントばかりですが、まだ続きます。ご容赦を。笑。

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by mitsugu-ts | 2015-11-06 02:03 | ヨーロッパの思い出 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。インスタグラムでは「#今日のトリエステ」を発信中、ときどき近況も。どうぞよろしく!


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