イタリア語でイタリア語を勉強してみた。
2013年 08月 14日
ようやくエンジンがかかってきたイタリア語の勉強ですが、彼女がまた一冊、良さそうな本を貸してくれました。彼女のお姉さんが高校のときに使っていた、イタリア語の文法の教科書です。 おっと、猫が可愛いので先にアップロードしちゃいました。本はこちら、「Parole & Metodo」。 この教科書は高校の入学時に購入するものでして、学校で勉強するイタリア語のレヴェルとしては到達点のはずです(大学ではイタリア語自体は勉強しない、と思う)。
緒言から読みはじめてビックリしたんですが、この本は「どうして、どのように、何の為に勉強(イタリア語文法だけでは無く)するのか?!」という議論から始まっています。「人生に渡っていろんな分野に応用できるよう、勉強の仕方を勉強するのだ」「義務では無く、自分で興味を持って勉強できるようなシステムを確立しなければならない」「君はこの高校生活で具体的に何をどうしたいのか?」などの、自己啓発にかなり重きを置いています。もう自分はとても高校生の歳じゃないですが、身が縮まる思いで読んでました。
で、「こんな教科書ひとつとっても、やっぱり西洋の教育法は日本よりすげぇな!個人主義と自己啓発の歴史の重みが違うよな!」と感嘆して、彼女に話してみると、「あぁ、もちろん誰もそんなページ読まないわよ。」という返事でした。笑。そりゃ、町でたむろしている行儀も態度も成績も悪いイタリア人のラガッツィ(少年・少女たち)がこんな自己啓発のメソッドを読んでいる訳が無いです。笑。
さて自己啓発のページが終わると、コミュニケーションの歴史や色んな例(象形文字や手話やモールス信号など)に始まり、発音のルールを経て、ようやく定冠詞のページに辿り着きました。日本で手に入る文法の本とだいたい順序は同じなようですが、定義の言葉や深みはこっちの方が上だと思います。僕が7年前に購入した「イタリア語文法ハンドブック-白水社」では「手軽なサイズで中級レベル」と謳っていますが、アクセント用語の「Atone, Toniche, Piane, Sdrucciole」や、各種句読点の正確な使い分け「; : (...)」等にはまったく触れてくれてません。これらの事項はイタリア語の上級レベルと呼んで良いのかな?
説明や例文はとても簡潔で分かりやすいです。練習問題も色々あるんですが、回答が無いのでやっても意味が無い気がする・・・。でもやってみなくちゃ!
まだ始めたばっかりですが、この本は良い教材になってくれそうです。初版発行が1997年、値段もリラなのでもう見つからないと思いますが、この緒言はそれだけでも価値があります。笑。イタリア語を勉強している人、イタリアの高校や中学の教科書で勉強するってのも、ありかもしれませんよー!
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緒言から読みはじめてビックリしたんですが、この本は「どうして、どのように、何の為に勉強(イタリア語文法だけでは無く)するのか?!」という議論から始まっています。「人生に渡っていろんな分野に応用できるよう、勉強の仕方を勉強するのだ」「義務では無く、自分で興味を持って勉強できるようなシステムを確立しなければならない」「君はこの高校生活で具体的に何をどうしたいのか?」などの、自己啓発にかなり重きを置いています。もう自分はとても高校生の歳じゃないですが、身が縮まる思いで読んでました。
で、「こんな教科書ひとつとっても、やっぱり西洋の教育法は日本よりすげぇな!個人主義と自己啓発の歴史の重みが違うよな!」と感嘆して、彼女に話してみると、「あぁ、もちろん誰もそんなページ読まないわよ。」という返事でした。笑。そりゃ、町でたむろしている行儀も態度も成績も悪いイタリア人のラガッツィ(少年・少女たち)がこんな自己啓発のメソッドを読んでいる訳が無いです。笑。
さて自己啓発のページが終わると、コミュニケーションの歴史や色んな例(象形文字や手話やモールス信号など)に始まり、発音のルールを経て、ようやく定冠詞のページに辿り着きました。日本で手に入る文法の本とだいたい順序は同じなようですが、定義の言葉や深みはこっちの方が上だと思います。僕が7年前に購入した「イタリア語文法ハンドブック-白水社」では「手軽なサイズで中級レベル」と謳っていますが、アクセント用語の「Atone, Toniche, Piane, Sdrucciole」や、各種句読点の正確な使い分け「; : (...)」等にはまったく触れてくれてません。これらの事項はイタリア語の上級レベルと呼んで良いのかな?
説明や例文はとても簡潔で分かりやすいです。練習問題も色々あるんですが、回答が無いのでやっても意味が無い気がする・・・。でもやってみなくちゃ!
まだ始めたばっかりですが、この本は良い教材になってくれそうです。初版発行が1997年、値段もリラなのでもう見つからないと思いますが、この緒言はそれだけでも価値があります。笑。イタリア語を勉強している人、イタリアの高校や中学の教科書で勉強するってのも、ありかもしれませんよー!
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by mitsugu-ts
| 2013-08-14 06:18
| イタリア文化・日本文化
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