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Trattoria "Al Pescatore"

昨日は、奮発しての外食でした。
コジコジさんの「トリエステの歩き方」でも紹介されてますが、海水浴場に近いトラットリア「Al Pescatore(アル・ペスカトーレ)」をご紹介します。
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立地は、バルコラ地区の松林の中央、噴水があるところの向かいぐらいです。夜は街に帰るバスの本数が少なくなるので、下調べしてから出かけると良いでしょう。

夏はテラス席が気持ち良いでしょう。夕陽が綺麗に見えます。
基本的に、魚を食べるお店です。アンティパスト(前菜)が特に充実しているイメージ。メニューはイタリア・英語・ドイツ語・クロアチア語の4カ国ありますが、日によって無い物もあるようで、結局はおじさんのイタリア語での説明が頼みです。上の写真は、冷たい前菜の盛り合わせ。目新しい味ではありませんが、イワシの揚げ酢の物やシャコは普通に美味しい。温かい前菜からは、オススメされて値段も聞かずに頼んでしまったこちらの貝、トリエステ地方名産らしく、「Mussolo」と言います。
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調べてみると確かにトリエステ湾でしか採られていないらしく、しかも貴重すぎるために潜水による手での漁しか行われていないそうな。調理法はとっても単純、ワインすら使わず、水だけでごく軽く蒸してあります。貝をナイフでこじ開けて、レモンを搾っていただきます。
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味は、強い海の味。上品では無いかもしれませんが、噛めば噛むほど旨みが出てきます。手取りの漁法のおかげで値段も高めですが、せっかくのトリエステ名物、試してみて良かったです。うまい!

さて、上記のムッソロの値段を後からメニューで見て、ちょっとビビッてしまったので(前菜のくせに20ユーロと書いてありました、でも後からレシートを見ると16ユーロになってた)、プリモ(一皿目)は一人前だけ頼んで彼女とシェアすることに。手長エビのタッリャテッレ、きし麺のようなパスタです。こちらもエビの身がたっぷり、自然な魚介の旨みの利いたソースと、いう事なし。
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メインのセコンド(二皿目)は、とにかく魚を一匹頼もうと決めていたので、Scorfanoというカサゴのような魚のオーブン焼きをチョイス。
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「見た目は悪いけど美味しい」というおじさんの言葉を信じました。白身で、上品なお味。おじさんが取り分けてくれますが、「お客さん、魚食べるの好きみたいだから、頭も置いておきますね、頬肉が美味しいですから」という嬉しい心遣い。もちろん、俺は目玉まで食べますから。笑。
こちらの店では魚は種類別に重さ基準の値段なので、メニューを見ても前もって値段は分かりません。しかし、この小さい一匹で28ユーロは、日本人の感覚からするとちょっと高すぎるかな?やはりこっちでは魚は高級品です。

しかしこれでお腹はいっぱい、大好きな魚でお腹が一杯になるのは特に嬉しいです!魚はシンプルな調理法で食べるに限る!みなさんもトリエステ名物の貝類「Mussolo」や「Dondolo(別の貝、この日は置いてなかった)」を試しに、ぜひこちらペスカトーレを訪れてみてください!

「Trattorio Al Pescatore」
Viale Miramare 211,
tell. 040 411134
予算は一人30~50ユーロというところでしょうか。でも、別に前菜だけでも良い雰囲気ではあります。値段不明のセコンドが恐いという人(僕とか。笑)は、イカやイワシのフライという定番ものを頼むと安心でしょう。

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by mitsugu-ts | 2013-06-25 01:58 | 続・トリエステの歩き方 | Comments(0)

イタリアの東北、風の街トリエステで生活するコントラバス弾きmitsuguのブログ。トリエステ情報や音楽、コントラバスに関する考えをまとめています。インスタグラムでは「#今日のトリエステ」を発信中、ときどき近況も。どうぞよろしく!


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